不慣れな動きにチャレンジ
ご利用者様によくやっていただくのが肩回し。
肩を回すことにより周辺のコリの解消を狙って行なっています。
肩甲骨周辺をストレッチするために前回しのときは背中を丸め、後ろ回しのときには胸を張っていただきます。
これが割とハードで、寒い時期には体がぽかぽかとして人気だったのですが、夏場のような暑い日も増えてきたこの頃では少し不評です。笑
この体操の狙いとして身体操作に慣れていただくということがあります。
たとえば、前傾しながら肩を回した場合には肩甲骨の間の筋肉が肩甲骨を押し出すような感覚が生まれますが、慣れていないとうまく回すことができません。
『どこの筋肉をどう動かしたら目的の動きができるのか』を考えながら動作をしていくことによりトレーニング効果を上げていくことができます。
それでもうまく動かせない方には体に触り動きを補助する形で協力し、イメージを掴んでいただきます。
この取り組みにより、利用者様の肩こりが解消したり、姿勢の改善、発声・嚥下能力の向上が見られました。
これからは下肢のトレーニングにも身体操作の要素を取り入れ、効果的なプログラムを提供していきます。