高齢者の方の運動や姿勢指導をしていると、目的の動作ができない高齢者に共通した問題点を見つけました。
それは”常にフルパワー”です。
動作に対して過剰な力を出してしまうことにより、動きが阻害されてしまうケースがかなり多いです。
この問題点に対しての答えは模索中ですが、今のところはいったん拳を力いっぱい握り、次にこぶしの形はそのままにして力を抜くということをやっていたただいています。
確認方法としては手の内の圧力が変わったか声掛けを行い、しっかりと認識してもらいます。
実用方法の説明はデモンストレーションを私が行い、力んだ場合と適切に力が抜けている場合の動きを実際に見ていただきます。可能な場合は本人に実際に動作を行っていただき、違いを実感していただきます。
具体的には、机等に手をつき、手のひらに目いっぱいの力を入れたまま、椅子から立ち上がれるかという風に行います。
これらを実践したところ動きの改善がみられる場合がほとんどなので、身近な方が動きづらそうにしていたら試してみて下さい!