今まで接してきた高齢者の中で元気な方の特徴を改めて自分の中で整理してみました。
数ある特徴の中で顕著なのは知的意欲が高いこと。
高齢者の方に運動講習を行うことが多いのですが、実施しているときに質問をしてきたり、じっとこちらを見つめ偶にうなずいたりしているような方には元気な方が多いように感じます。
そのような方と直にお話をすると運動に関してもそうですが、「腰が痛いときにはどうしたら良いか。」、「食事はどのようなものが良いのか。」など多岐にわたる質問を受けることが多く、こちらからも「健康でいるために何かしていますか?」と、聞いてみると「毎日○○歩、歩くようにしている。」「野菜をなるべく多く食べている。」「血圧は毎朝測っている。」など、健康になるためにやっていることが複数あがってきます。
また、計算やクイズなどの脳トレにも積極的な参加、気になることはメモを取る等、知的意欲の高さは違う側面からもみることができます。
こういった場面を多く見ていると『体と頭の健康はセットなのでは』と考えるようになりました。
元気だからその余裕があるという見方がありそれもそうなのでしょうが、元気になるためにどうしたら良いのかを具体的に知るためには、「他から情報を聞きたい。」という知的意欲があってこそだと思います。
そして、実際に行動の移していれば運動量も上がり、それもまた元気の素になるのでしょう。