出来ることが増えれば若返り

年齢は不可逆的なもので巻き戻すことはできません。

高齢の方がこぼされる『もう年だから』という言葉は若いときの自身と比較されて出てくるものだと思いますが、なぜ年を取ったと感じるかと言えば出来ないことが増えてきたからでしょう。

歩ける距離が短くなったり、腰痛等の問題が発生してくれば体の衰えを感じるのは当然です。

しかしながら、そういったことを『年だから』で片づけてよいわけではありません。

何かが出来なくなることは今までのやり方で通用しなくなったと捉えて、体の使い方をリハビリのような角度から改善を目指してみましょう。

私も生活動作の指導をすることがありますが、膝の変形から立ち上がりの際に痛みを訴えられるケースであってもその場で痛みの出ない立ち方を習得していただけたことがあるように、一見、器質的な問題によって起こる障害であっても体の使い方ひとつで改善することが可能です。

痛みや器質的な問題を抱えていないケースではより改善は容易でしょうし、それ以前の問題として運動が習慣づいていない場合は、日常の活動量を増やすだけでも筋力を強化でき、年齢のせいにしたくなる出来ないことというのは減っていくでしょう。

何でもで若いときと同じようにできる90歳の方がいたとして『もう年だから』という言葉を口にするでしょうか?

『出来ることの数=若さ』と捉えて身体機能を維持、向上させるために運動に取り組んでみてください。

きっと今よりも明るい生活が待っています。

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